恵比寿の扁桃炎（扁桃腺炎）えびす耳鼻咽喉科耳鼻科専門医

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扁桃炎・咽頭炎

扁桃炎（扁桃腺炎）について

扁桃炎とは口蓋垂（こうがいすい：のどちんこ）の左右に一個ずつある口蓋扁桃が、ウイルスや細菌によって急性の炎症が起こる病気です。
健康な人でも、扁桃にはもともと、いろいろな細菌が潜んでいます。
風邪ウイルスの感染や疲労がきっかけとなり、いつもはおとなしい細菌が悪さをして急性扁桃炎を発症します。
風邪様の症状(高熱や寒気、頭痛、全身の倦怠感、関節痛)と強い咽頭痛が現れます。喉の奥を見ると、両脇が赤く腫れていたり、白い苔のようなもの（白苔）の付着が観察されます。これが扁桃炎の特徴的な所見と言えます。

扁桃炎の治療

細菌性の扁桃炎の場合には、抗生剤の投与が一般的な治療で、症状を和らげるために解熱薬や消炎鎮痛薬、うがい薬などを処方します。
ウイルス性の扁桃炎の場合は、風邪をひいたときと同様の治療を行うことが一般的です。解熱剤を服用し、積極的にうがいをし、安静にすることで、通常は1週間程度で治ります。

手術を勧めるケース

さて、なかには急性扁桃炎を頻繁に繰り返すケースがあります。
これを習慣性扁桃炎と言いますが、年間4～5回以上も起こすようなら、全身に及ぼす影響が大きいので、そうした方には扁桃摘出術をお勧めしています。
また、この反復性扁桃炎以外にも、扁桃炎が原因となって重い病気を引き起こす場合など、手術をしたほうが良いケースがありますので、くわしくは耳鼻咽喉科にてご相談ください。