中耳炎には主に急性中耳炎、滲出性中耳炎、および慢性中耳炎の三種類があります。
中耳炎は赤ちゃんや子どもに起こりやすく、5~6歳までに8割程度がかかると言われます。
そして小さな子どもでは耳の痛みを訴えず、症状らしきものが発熱だけのこともありますので、耳を気にしている様子が見られたら、早めに診察を受けましょう。
慢性中耳炎には二つのタイプがあります。
一つは慢性化膿性中耳炎と呼ばれるもので、急性中耳炎が治りきらずに、鼓膜に穴が開いたままになり、耳だれ(耳漏)を繰り返します。
もう一つは真珠腫性中耳炎と呼ばれ、周囲の骨を壊しながら進行します。
ときには三半規管を壊してめまいを招いたり、顔面神経麻痺を起こしたりします。
稀ではありますが髄膜炎になってしまうこともあります。
前述の滲出性中耳炎の大部分は10歳くらいまでに治りますが、一部がこの真珠腫性中耳炎に移行すると言われます。
慢性化膿性中耳炎の治療は、基本的には急性中耳炎と同じです。
薬を飲んだり耳の処置をすることによって耳だれは止まりますが、鼓膜に穴があいているため、耳に水が入ったり、風邪をひいたりすると耳だれを繰り返します。
再発防止のためには、鼓膜の穴を塞ぐ手術が必要になります。
珠腫性中耳炎を完全に治すためには、ほとんどの場合に手術が必要になります。
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